3月 30 2012

弥生三月桃の花

Peach Blossoms決して植物嫌いではないのですが、 何を隠そう私は植物キラーです。特にノルウェーでは容赦ないキラーぶりで、植えては枯らし、買っては枯らしと、なにもかもことごとく殺しています。観葉植物の中でも育てやすいと言われているアイビーも、ほっときがちでも育つらしいサボテンも、私の手にかかると気づけば悲しい姿でご臨終・・・。

「家を空けることが多い」とか「太陽があんまり出ないから」などと言い訳を繰り返していましたが、同じように家を空けることが多い義理の母など、このノルウェーで、毎年いくつもの胡蝶蘭を見事に咲かせるし、フレッシュなハーブやラズベリーなどの実をたわわに実らせますので、もはや私の言い訳が通用しないことは明々白々。

旦那さんからは「植物キラー」という嬉しくない称号を与えられ、やんわりと「地植え鉢植え禁止令」が出されているのですが、さすがの私も、可哀想な命をこれ以上増やしたくはないので、最近はお花屋さんで切り花だけを買うようにしています。

写真は今月の初旬に買った桃の花。数年前にお花屋さんで発見して以来、我が家に春を運んできてくれる最初のお花は、チューリップではなく、この桃の花になりました。桜同様、桃の花も花期が非常に短いので、最高の瞬間を楽しめるのはほんのつかの間ですが、こういった枝物の花は、和の風情を強く感じさせてくれるのでとても心が和みます。

ちなみにここオスロには日本から贈られた八重桜があるんですよ。更に昨年、新たに105本の桜の木が日本の造船会社である大島造船所から寄贈されました。同社が造った105隻の貨物船が、船級協会の世界的リーダーであるノルウェーのベリタス社(DNV)によって船級規格を満たしていると認定されたことを記念して、隻数と同数である105本の桜の苗木を感謝の印とし植樹したようです。もともと2009年に1本の桜を寄贈したようですが、「1本じゃ寂しい」と、今回は105本もの桜プロジェクトを実行してくれたようです。

植樹された場所は、市内から車で約10分ほど西にあるベリタス社本社前(15本)と、隣接するベリタス公園/veristasparken(90本)。公園に植樹された桜は愛輝くんのお散歩がてらに確認しましたが、あれらが満開になればさぞかし美しいかろうと、今からとても楽しみです。植物キラーである私が言うのもどうかと思いますが、桜は日本文化を象徴する、いわば日本人の心の花。ここに住む私たち日本人にとっても、105本もの桜の木はとても嬉しい贈り物です。「植物キラーが行けば咲くはずのものも咲かなくなる」と旦那さんが言うのですが、そんなバカな! 日本人の心が柔ではないように、きっとオスロの大地に逞しく根を張り、毎年春には生命力溢れる艶やかさを見せてくれるはず。

オスロの桜が満開になるのは例年5月の初旬から中旬頃。ただ今年は、2月も3月も記録的な暖かさを更新しており、2月の時点で春日和、今月は初夏のような陽気の日もあったりして、もしかしたら開花が例年よりは早いかもしれません。

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弥生三月桃の花 への2件のフィードバック

  1. sizue のコメント:

    お久しぶり!
    桃の花きれいですね。
    お花好きなのに花キラーとは???何故でしょうね???

    私も随分お花わ育てましたが、さすがにこの年に成りますとギブアップです。
    ランの花も鉢植えから地面に放り出された状態です。でもけなげにも一株から数株に増えて
    お花が6~7本蕾を付けています。ほったらかしですが、さすがに開花が楽しみで、昨日は少しばかり手を入れてやりました。(笑)

    • kyblog のコメント:

      shizue様

      「好き」と「得意」は違うらしいです。花好きだけど、育てられない・・・料理好きだけど、得意というわけではない・・・芸術鑑賞は好きだけど、絵はめちゃくちゃ下手・・・と挙げればきりがない。何か1つでも「得意」と「好き」が高い地点で合致してれば、才能が開花したはずなのに・・・(凡人の遠吠え)。

      ランのその後はいかがでしょう? 亡くなった父も、毎年、艶やかなランの花を咲かせていたことを懐かしく思い出しました。

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