3月 06 2011

鉄砲水の軌跡、アンテーロープ・キャニオン
〜グランドサークルの旅〜

Antelope Canyon, AZ砂漠の洞窟、アンテロープ・キャニオン(Antelope Canyon)。なんの知識も持たないままここに迷い込んだらきっと人為的につくられた洞窟と思うに違いない。仮にそうだったとしても「なんて素敵な空間かしら!」と感心してしまうと思う。それだけアート性のある調和のとれた完成度高い造形美なのだ。流れるような滑らかな曲線の岩壁と、隙間を縫って差し込む天空の光。溜息が漏れるほどの景観だ。そしてここが自然と偶然にできた場所と再確認すれば、言葉よりも涙が出そうになる。アンテロープ・キャニオン、偶然の産物にしてはその姿はあまりにも美しい。

Antelope Canyon, AZページ(Page)に存在するもう一つの奇跡。今回の旅で一番楽しみにしていた場所です。創造主は鉄砲水。雨が降った後にここを通る激しい急流により打ち砕かれてできたそうです。入り口である岩の割れ目から一歩足を踏み入れるとそこはまるで別世界。深さ30m、長さ200mくらいでしょうか!? 流曲線の砂岩が、ところどころ急激に狭い道幅やくねくねと入り組んだ地形を形成しています。その波打つ岩の曲線美が芸術的なまでに美しく、優艶にも見えるし妖艶にも見える。そして岩の割れ目から闇の洞窟に光が差し込んだ時、浮かび上がった岩肌の地層がピンク、赤、オレンジ、黄色、紫と様々な色に染まり幻想的な世界が現れます。空間を包む光と闇のコントラストは言葉を失う景観でした。恐ろしい勢いで流れる鉄砲水がこんなにも繊細で優しい曲線を生み出した。この裏表の矛盾も「自然の摂理」というものなのでしょう。自然の力は計り知れないものですね。

Antelope Canyon, AZチョット欲張っていくつも写真をのせちゃってますが、数打ちゃ当たるという私の戦法が必要ないほど誰が撮っても、どこをどう撮っても写真は芸術的なものになります。実際私が一番悩んだのは「どう撮るか」ではなく「どこを撮るか」でした。ただ、色のグラデーションを収めてみたかったので三脚は持参しました。自慢になってしまうんですが、下から真上を見上げて撮った一枚目の写真を洞窟で一緒になったドイツ人のカメラマンの方に「素晴らしい」と褒めて頂きました。ただし、「よくこれで...」というコメント付き。つまり「このカメラにしてはよく撮れている」ということです。それでも私にとっては誇らしい一枚。写真をクリックするとflickrに飛ぶようになってますので、ご興味があれば他の写真もご覧下さい。恐らくここで私がダラダラ語ってる内容よりも、写真の方がいくらかアンテロープキャニオンの神秘的な姿を伝えられてるように思います。実際、言葉では表現できないほどの美しい姿でしたから。

Antelope Canyon, AZここがポイント、アンテロープキャニオン!

  • ガイドさんを伴わないと入れないアンテロープでおすすめのツアーは「Photography Tour」。アマチュアでも参加可能。どのツアー会社でも催行している。チョット料金上乗せだけど、1時間半の一般ツアーよりも30分ほど長く過ごせる。同じ観光客なのになんだか特別待遇で、ガイドさんが「チョット待って!」と他の観光客の歩行をストップしてくれる。したがってファインダーに人物をいれずに写真が撮れる(ハイシーズンでは不可能でしょうが)。プロの方にとっては少々耳障りとなるご指導のよう。でも「いい写真が撮りたい。でもどうすれば?」という方にはきっと最高の先生。どこを撮るか、アングルはどうするか、そこにあったISO感度や露出、絞りにいたるまで教示してくれるようです。

ちなみに私達は一般のツアーに参加しました。狭い洞窟内で人物を入れずに写真をとるのは至難の業で、結局上層部ばかりを撮ってたのですが、フフフ、二枚目の写真はドイツ人のカメラマンさんが参加していたPhography Tourのガイドさんが「待った」をかけたチャンスにあやかり撮ったもの。奥の岩の後ろと手前側で30人くらいが足止めされてる状態です。地上に転がってる藁も雰囲気を出す為にとガイドさんが演出でおいてくれました(私の為ではないですが)。写真も撮らなきゃいけない、肉眼でも見なきゃいけない、でも時間制限もあるという状況ですから、時間的にもチョット長めのPhotography Tourはかなりおすすめ。参加すればよかったなと今でも思います。

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