3月 16 2011

自然の営みに感服、ブライスキャニオン
〜グランドサークルの旅〜

ここはユタ州、ブライスキャニオン(Bryce canyon)。なんなんでしょう、この奇想天外な景観は? まるで別の惑星に降り立ったような感じ。もしくは発掘された古代遺跡群を眺めてるようでもあるし、はたまたヨーロッパのどこかにあるゴシック調の尖塔群を眺めてるようだ。「昔ここは海だった」と言われても「そうですか」としか返せない。「この地層は1億4千年前、まだ恐竜がいたころから形成された」と言われてもまるで異次元の話。「地殻変動による堆積に隆起に侵食に・・・」、何を聞いてもいまいちピンとこない。この自然が施した精巧な彫刻を前に、ただただ感服するばかり。

Bryce Canyon, UT朝昼晩と1日に3回足を運んでしまいました。朝は日の出に照らされるブライスキャニオン、昼は土柱(Hoodoo/フードゥー)の懐におりて谷底からのブライスキャニオン、そして夜は満月と満天の星という幸運のもとで見た闇につつまれたブライスキャニオン、というフルコース観光。最初と最後は展望台からの眺めですが、朝と晩では全く異なる景観でした。光と闇がとけあうごとに立体的になっていく尖塔の姿は、同時に紫からピンクへそしてオレンジへとゆっくり穏やかに色を染め変える。そして光が闇を完全に消し去った瞬間、全てが金色に輝いた。この約30分の劇的な変化を目の当たりにすることができたことに心から感謝しました。一方、月明かりと星に照らされたブライスキャニオンはうっとりと神秘的。闇と静寂に包まれたキャニオンは「不気味」と表現されることもあるようですが、恵まれた天候とキャニオンにうっすら積もった雪のお陰で視界良好。更に、風に舞う雪が月明かりに反射しキラキラ輝くダイヤモンドダストに、というおまけ付き。不気味だなんてとんでもない。ただ、標高2600mでの展望は、朝も晩も寒かった。確か−12度。

Bryce Canyon, UT高台からの展望のみならず、渓谷内におりることができるのがこの国立公園の凄いとこ。季節柄、ほとんどのトレイルは閉鎖でしが、一番人気があるという 「ナバホループ・トレイル (Navajo Loop Trail)」を歩くことができました。一歩踏み外したらゴロゴロゴロ〜と、どこまでも転がってしまいそうな急斜面をおりながら一気に渓谷の谷底へ。想像以上にフードゥーはデカイ。その後はフードゥーの間に縫って造られた、まるで迷路のようなトレイルが続きます。巨大なフードゥー達に見下ろされてるような威圧感はあるものの、一つずつをじっくり見るとどれも形が実に奇妙。人や動物、小鳥の形に見えるものもあれば、窓のような穴が開いてるものから、階段やアーチ型になってるものなどいろいろ。そこで視野を改めて全体に広げてようやく気付いたのです。ここはまるで古い「大宮殿」のようだと。気軽に楽しめる初級者向けというこのコース、実は見所が多く、変化にもとんでいて、楽しいこと楽しいこと。所要約1時間ということですが、私達の「大宮殿」滞在は3時間にも及びました。ブライスキャニオン、上から見ても下から見ても不思議な世界です。

Bryce Canyon, UTここがポイント、ブライスキャニオン!

  • 冬です、冬。赤いフードゥーと白い雪のコントラスの美しさと言ったら、もう。雪化粧したブライスキャニオンは格別(と思う)。
  • 4つある代表的な展望ポイントのうち、朝日をみるなら「サンセットポイント」、夕日をみるなら「インスピレーションポイント」、月夜だったら「ブライスポイント」、が個人的にはおすすめ。

最後に1つ! 知ってますか、世界の3大土柱? 1つはイタリア、1つはこのブライスキャニオン、そして残る1つはなんと日本。徳島県にある「阿波の土柱」。私は知りませんでした。

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