4月 24 2011

強風に耐えきれなかった高木の最期

A Gale Warning!!!ノルウェーの木はでかい。「高層ビルの変わりに高木群」、というのが私が最初に受けたノルウェーの印象です。近所だけを見ても、20m、いや30mを超えてるだろうと思われるような木がガンガン立っています。いったいどうやってお水や栄養を吸い上げているんだろうと、時々上部を見上げて感心してしまいます。そんな背の高〜い高木群が、ユッサユッサと横揺れを起こすほどの強風が吹き荒れた先日のこと。家まであと数分という地点で、数歩先に立っていた背丈20mほどの木が倒れました。

「倒れる!」と思った次の瞬間、愛輝くんを抱き上げ、咄嗟の判断で方向転換して猛ダッシュ。その数秒後、メリーッツ、ドドドド、ドドーンッという音が聞こえ、鈍い地響きが足下に伝わってきました。実に見事な逃げっぷり。昔から反射神経とか瞬発力といった運動神経だけはよい方で、ゆえに今回も抜群の「逃げ足」でした。自分を褒めてあげたい♡ というのは冗談話で、驚くのは、よくぞ「倒れる!」と瞬時に気付いたということ。よくあのゴウゴウと吹き荒れる強風の中、木が倒れる前に放った「ミシッ メリッ」という音が耳に届いたものです。冗談ではなく、自分が何かに守られているとしか思えない! 自身の運動能力なんてものよりも、そのことに強く感謝したい思いです。

この日、強風に耐えきれなかったのはこの木だけではなく、家の付近だけでも6本もの木が倒されました。アスファルト上に設置されてる道路標識なんかも倒れ、他のエリアでは小学校の屋根が吹き飛ばされたり、ビルの壁がはがれ落ちたりなど、いたるところで強風の被害があった一日でした。私の側で倒れた木は、道路の端に寄せられただけで、いまだ写真のように転がされたままになっています。裂けた幹の傷口が痛々しい。この木の最後の音を聞いた者として、通るたびに物悲しい気持ちになってしまいます。恐らくこの木はいずれどこかへ運ばれ、誰かのお部屋を暖める為に、暖炉の薪として再利用されることになるのでしょう。ノルウェーでは、今でも環境に優しい自然の薪燃料が暮らしの中に根強く生きています。

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カテゴリー: ノルウェー生活 | 2件のコメント