6月 13 2011

イタリアの元気いっぱいな食材たち

Mercato Centrale, Firenzeイタリアでパスタよりもピザよりも、実は一番感動しちゃう食べ物は「野菜」かもしれません。こちらはアーティチョーク。日本では馴染みのうすい野菜ですが、ヨーロッパでは春先になると出回る食材です。初めて見たとき「これを最初に食べた人はすごい!」 と思いました。この見た目、とても食べれる、ましてや食欲をそそる姿をしているとは私には思えません。ですが味は決して決して悪くない。ほんのり甘くちょっぴり苦い「大人の味」が楽しめる野菜です。私の友人は大好きで、今回の旅でも「旬だから絶対食べる!」と最初に宣言し、実際に食してご満悦な様子でした。

写真はフィレンツェで撮ったイタリア産のもの。アーティチョークが好きであれば、この美しい姿に胸キュン♥しちゃうような大きくて力強い、あっぱれ見事な逸品でした。ノルウェーでも毎年この時期になると出回りますが、こんな立派な姿はしていません。先日見かけたものは「アーティチョークのアンティークですか!? 」とツッコミをいれたくなるような姿、だったような…。太陽にも土壌にも恵まれていないノルウェーで、アーティチョークを栽培していること自体がすごいこととは思いますが、こんなに美しい逸品に出会ってしまうと視覚の基準が変わってしまいます。

Bolognaこちらは昨年行ったボローニャの路肩で撮った一枚です。左上に「触ったら手を切るぞ!」と警告がありますが、確かについ触れてみたくなるような鮮やかで艶やかなトマトでした。もちろん触りはしませんでしたが、長々とじーっと見ていたら、よっぽど欲しそうに見えたのか、おじさんに朝採れの1つをごちそうして頂き、その場でパクリと丸かじり。本当に甘かった。普段食べてるトマトとはケタ違い。太陽と大地の恵みをたっぷり浴びると、こんなピュアな旨味が詰まったトマトになるのかと、こちらも感服したあっぱれお見事な逸品でした。

Mercato Centrale, Firenze最後はこちら。美しすぎるこの食材はプロシュット、生ハムです。豚のもも肉を塩漬けにし乾燥させ、1年から2年かけて熟成を施しはじめて市場に並ぶという、手間と時間をかけて生み出される食材で、マーケットの中でもひときわ目を引く存在です。しかもこんな風にゴンゴンゴンと積み重ねたプロシュット・タワーまであったりして、生ハム好きにはたまらない良き眺め。この高貴な食材はもはや作品、いや芸術品、と私には思えます。

昔イタリア通の先輩に、イタリアではシンプルな料理をなるべく注文しなさい、とアドバイスして頂いたことがあります。つまり「シンプルな料理ほど美味しい」ということです。パスタならポモドーロ、ピザならマルゲリータ、といったところでしょうか。実際、そんなシンプルな料理が驚くほど美味しいのがイタリアです。もともとの素材や食材が良質だからでしょう。ですがもちろん、いくらもともとが良くてもその素材や食材の味を生かす方法が分からなければおいしい料理は生まれないと思いますし、最善の方法で調理しているからこそ、素材や食材の力が料理に生かされているんだと思います。そしてその最善の方法を見つける為の労力の源は、きっと食べることが大好きなイタリア人の食に対する情熱かな!? もしかしたらその「情熱」こそがイタリアン料理にはかかせない一番の「食材」なのかもしれません。いずれにせよ、食文化が豊かな国への旅行は、舌も目も満たされてとてもとても楽しいです。

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カテゴリー: 旅行, イタリアの旅 | 2件のコメント
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