10月 18 2011

家の前に立つ「守り樹」みたいな樹の話

A Giant Oac Tree新しいお家からの話題を1つ。玄関前の傾斜地に目を見張るような樹形をもつ樹が立っています。まず目がいくのはその根張りの様子。本来土中に張るはずの根が土の表面に肥大し、湾曲しながらしっかり大地を掴み、どっしりとした太い幹を形成しています。傾斜地という悪条件がむしろ成長を促す好条件になったのか、完璧なバランス感と強い安定感を兼備したような頼もしい樹です。

上部を見てみると、主幹から分岐した4本の枝が更に分岐を繰り返し、空を覆い尽くすかのように無数の枝を縦横無尽に駆け巡らせ、その先に夏の間は瑞々しい葉を茂らせておりました。実際の樹高はそんなに高くないはずなのに、枝振りがよいので見た目は十分巨大な樹でもあります。

幹は深く裂けた灰褐色の樹皮で覆われ、更にその上に苔を纏っています。そして鳥かリスたちのねぐらにになりそうな形の良い樹洞つき。老樹としての貫禄はもちろんですが、神秘的な世界観を醸し出しているような芸術的樹形もこの樹の魅力です。

もともとこういう骨格がしっかりした樹らしい樹が好きなんですが、我が家の前に鎮座するこの樹はホッとするような安らぎを与えてくれる癒し系。圧倒的な存在感と見下ろすような威厳の中に、触れてみたら温かいんじゃないかなって思わせるような優しさや見守ってくれいているような安心感、受け入れてくれそうな包容力が感じられ、なんだか「守り樹」みたいに思える存在です。窓から見える姿も格別で、リビングの窓からちょど写真のような感じで幹の部分が目の前にどーんと臨めるのですが、そのお陰で一風変わった個性的な空間ができあがり、とても気に入っています♡

A Oak Treeこの「守り樹」の2週間前の姿がこちら。書き忘れてましたが、この木はヨーロッパで多く見られるオークの木です。耐久性に強く、木目が美しく、磨けば光るオークはヨーロッパでは高級建築用材として広く親しまれています。常緑樹(樫/カシ)と落葉樹(楢/ナラ)の2種類があるようですが、ヨーロッパで見られるオークは通常落葉樹で、秋にはこのように黄色に紅葉します。8月下旬頃から色を変えはじめた我が家の「守り樹」も実に見事な紅葉っぷりです。太陽の光にあたり黄金色に浮かび上がった姿など、それはそれは神々しいほど美しい。

ですが、秋には既に初冬並みの冷え込みとなる北欧です。散り始めるのが早いというより、紅葉と落葉が同時に始まるような感じです。そしてノルウェーを含め海外では日本のように「紅葉を愛でる」という習慣はありません。現在、街全体がまだ黄色に染まっている美しい状態ですが、ノルウェーだけに関して言えば、戦い並みの枯れ葉清掃が繰り広げられています。そしてこの私も毎朝山のように積もった落ち葉と格闘中。我が家の「守り樹様」、外見の落ち着きとは裏腹に、かなり奔放な一面もあったようで・・・。

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家の前に立つ「守り樹」みたいな樹の話 への4件のフィードバック

  1. sizue のコメント:

    今日は 
    リビングから見える大樹素敵ですね。それを愛でる貴女も素敵です。

    flickerの写真も色々見せて頂きました。登録をしているはずなのにログインが出来ないせいでしょうか、コメントの挿入が出来ませんでした。何せ横文字NOですからね~~~
    ドイツには行った事が無く色々な写真興味深く見せて頂きました。今にして思う事ですが旅行と言へばツワーでしか行った事が無く、「失敗だったなーーー」と気が付きました。
    生まれ変わったら失敗しないようにしょうと、思いました(笑)

    • kyblog のコメント:

      sizue様

      こんにちは。「この樹の樹齢は約200年」・・・と、旦那さんがなんの根拠もなく推定してるんですが、100年にしろ200年にしろ、世の中がどう移り変わろうと、じっと静かに立ち続けているんだな〜と思いながら眺めると、生命の果てしない力強さを感じます。心が不思議なほど落ち着く癒しの樹です。

      さてさて、いつかお伺いしようと思ってたんですが、flickrの閲覧、複雑じゃないですか? 実際友人から「どうやって見るのが一番いいの?」と聞かれたことがあるのですが、確かに利用者でなければ、迷うはず。「英語だから」というのもありますが、実は、利用してる側も機能を十分理解し、使いこなすまでには若干時間を要します。なので、自分の覚書きにもなりますし、今度ブログで、「flickrの閲覧の仕方」みたいな内容を書いてみますね。

      以前旅行で古い教会を見に行った時のお話。「すごいなー、かっこいいなー、美しいなー」と感動しながらパチパチパチと写真におさめ、大満足の旅ができたはずなんですが、私が見て写真に撮った教会の姿は実は正面ではなく、裏だったということが後に発覚。肝心の正面の姿は全く見ていない旅となったわけです。個人旅行をするとこんな失敗もあるのですよ。

  2. sizue のコメント:

    flicker 何とかログインできました。(Google)アカウントを使いました。
    写真の多い事驚きました。とても1日2日では世界旅行は出来ませんでした。又この次の楽しみにして今日はお夕飯の支度に掛ります。

    • kyblog のコメント:

      sizue様

      そうそう、かなりたくさんの写真でしょ! 削除したりして整理しなきゃと思いつつ、いまだほったらかし。その間に、新しい写真をアップしちゃってるもんだから、増える一方のflickrなのです。

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